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アルゴリズムとは何か?SEOとの関係や対策などを解説

アルゴリズムとは何か?SEOとの関係や対策などを解説

SEOにおけるアルゴリズムとは何か?

SEO的にいうアルゴリズムとは、簡単に言えば、検索エンジン(特にGoogle)が検索結果を決めるためのルールです。

検索エンジンは入力されたキーワードをもとに、検索結果をランキング形式で表示します。
このとき、表示されるWebサイトの順位を決めているのがアルゴリズムです。

Googleがアルゴリズム変更を行う理由

Googleが頻繁にアルゴリズムを変更する理由として、「ユーザーファースト」の理念を掲げていることが挙げられます。

以前は、粗悪なSEO対策などにより、検索キーワードと全く関係のないWebサイトが表示されることも少なくありませんでした。
しかし、Googleの定期的なアルゴリズム変更により、粗悪なSEOを施したサイトは淘汰され、最近では検索キーワードに沿ったサイトが上位表示されるようになりました。

「ユーザーファースト」を掲げるGoogleは、このように利用者の問題解決に役立つサイトを正しく表示させるために、アルゴリズムの変更を行うのです。

アルゴリズムの変更によって起こる影響

アルゴリズムの変更による影響の範囲は、毎回異なります。
少し極端な例ですが、モバイルで検索に大きく影響するケースやサイトの表示速度が遅い場合にのみ適応されるケースなど、多岐にわたります。

しかし、共通して言えることは「検索順位が変動する」ことであり、特に大規模なアルゴリズム変更の場合は、上位サイトの入れ替えが発生するケースが多いです。
場合によっては1ページ目に表示されていたWebサイトやページが、100位以下になることも珍しくはありません。

こうなると、今まで施していたSEOを中止し、新しいSEO対策をし直す必要も出てきます。

Googleが検索結果を決める主な要因

Googleのアルゴリズムは、200項目とも言われる膨大な要素から成り立っており、正確な成り立ちを特定することは非常に困難です。

しかし、以下に挙げる5項目は、SEO的に非常に重要とされています。

検索意図の把握

Googleのアルゴリズムでは、まず入力されたキーワードを解析して、どういった意図で検索しているのかを明らかにします。
それに加えて、ユーザーが特定の情報を知りたいのか、それとも幅広い情報を知りたいのかなども分析します。

特に「最新の情報か否か」は重要視され、アルゴリズムの中には「フレッシュアルゴリズム」と呼ばれる最新の情報を見つけるための項目があるほどです。

この「検索意図の把握」が、アルゴリズムの中でも特に重要な項目の一つです。

キーワードとWebページが一致するか

検索意図を把握した後は、数あるWebページの中から検索意図と合うものを探します。
タイトルや記事の構成、本文中に含まれるキーワードなどを考慮して、ユーザーが求めているコンテンツかどうかを判断します。

このとき、文中のキーワードの出現率は順位に大きな影響を与えます。
しかしGoogleの公式サイトによれば、単純にキーワードが多ければいいわけではないと明記されています。

キーワードだけではなく、文章や画像など、コンテンツ全体をみて、ユーザーの求める情報かどうかを判断します。
SEO対策を行う際は、キーワードごとにユーザーが求める内容は異なるため、しっかりと関連のあるページを作る必要があります。

コンテンツの品質の高さ

Googleは、コンテンツそのものの品質も重視して順位を付けるといいます。
ここで言うコンテンツの品質とは、情報の新しさ・信憑性、権威や利用満足度などが挙げられます。

特に、大手など信憑性の高いWebサイトとリンクしている場合は、情報の信憑性が高いと判断されやすいです。

逆にキーワードを過剰に使用する、被リンクを購入するなどの行為は違反と見なされ、ペナルティの対象となります。
あくまでも「正当な方法で」コンテンツの品質を高めることが、SEO的に重要といえます。

ユーザビリティの高さ

上記した通り、Googleはユーザーファーストを掲げています。
そのため、Webサイトやページが「利用者にとって見やすい・分かりやすい構造となっているか」にも着目しています。

例えば「PC以外の機器での閲覧もしやすいページかどうか」「接続速度の遅い機器を使用しているユーザーも快適に閲覧できる容量か」などが挙げられます。
Webサイトを作成するときは、ユーザーがストレスなく閲覧できるかページかどうかを考えながら作ると良いでしょう。

文脈の流れ

Googleは、ユーザーの属性や検索履歴などを把握した上で順位を表示します。
その方が、よりユーザーの求める情報を提供しやすく、ユーザビリティの高いサービスが提供できるからです。

例えば、同じ「牛」という語句を検索する場合でも、畜産業を営む人と都心に住む人とでは、求める情報が違うと予想できます。

そのユーザーが「牛の飼育」について頻繁に検索していれば飼育についての情報が
、「牛肉」についての検索数が多ければ通信販売やレストランなどの情報が優先的に表示されるという具合です。

このように、ユーザーの位置情報や検索履歴をヒントに、より適した情報が上位に表示されます。

コアアップデートとは?SEOやアルゴリズムとの関係について

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コアアップデートとは、正式には「コアアルゴリズムアップデート」と言い、その名の通りアルゴリズムのコアとなる部分を更新する作業を指します。

小規模なアルゴリズムの変更は毎日行われていますが、コアアップデートのような大規模なアルゴリズムの変更になると、年に数回程度の実施になります。
通常のアルゴリズム変更とは異なり、よりベースとなる部分を見直すため、検索順位に大きく影響することが特徴です。

以下、コアアップデートの中でも、特に影響が大きかった4つの事例を紹介します。

パンダアップデート

パンダアップデートは、低品質なコンテンツを上位表示させにくくすることを目的としたアルゴリズムの変更で、日本では2012年に導入されました。

かつて「コンテンツ・ファーム」と呼ばれる低品質なコンテンツのサイトが、粗悪なSEO対策により上位表示される事態に陥りました。
Googleはこの事態を打破するためにアルゴリズムを大きく見直し、その結果、質の高いコンテンツが上位表示されるようになったのです。

パンダアップデートは、インターネットを良くするという観点からみると非常に画期的なアルゴリズムの変更であり、SEOにも大きな影響を与えました。
以前は被リンクなどのSEO対策がメインでしたが、パンダアップデートを機にユーザーへの貢献度が高いサイトを作成するSEOへと変化していったのです。

ある意味では、現在のSEO対策の基盤を作った出来事ともいえるでしょう。

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートとは、Googleのガイドラインに違反する行為(SEOスパムなど)を行っているWebサイトを排除するために行われるアルゴリズムの変更です。
違反行為をしたサイトを見つけ出し、検索順位を下げる、検索結果に表示されないようにするなどのペナルティを与えます。

このようにサイトの「白黒をはっきりさせる」ことから、ペンギンアップデートと名付けられたと言われています。
元々は公式アナウンスと共に、定期的に行われていたアルゴリズム変更でしたが、2016年9月よりコアアップデートに組み込まれました。

パンダアップデートと共に、SEOやインターネットに大きな影響を与えた出来事であり、両者はよく比較・混合される場合が多いです。

両者の違いは、パンダアップデートが「重複コンテンツや中身のないコンテンツ」を対象としているのに対し、ペンギンアップデートは「SEOスパムと低品質な被リンク」をターゲットとしている点にあります。

両者とも低品質なサイトに制裁を下すアップデートですが、逆に言えば高品質なサイトであればそれだけ評価してくれるアップデートともいえるでしょう。

モバイルフレンドリーアップデート

モバイルフレンドリーアップデートとは、スマートフォンでの閲覧に適していないWebサイトの順位を下げるもので、2015年に全世界で実施されました。

スマートフォンユーザーの増加に伴い導入されたものであり、世界中全ての言語に適応される、サイトではなくページ単位で適応されるなどの特徴があります。

健康アップデート

健康アップデートは、2017年に導入されたもので、健康・医療に関する情報の正確さを高める目的で行われました。
健康アップデートは、上記のコアアップデートとは異なり、日本国内のみで行われた変わり種のアルゴリズムの変更です。

こういったアップデートが行われる背景として、日本が健康・医療に関心が高いことが挙げられるでしょう。
以前は、医学的根拠のない情報の多いサイトが上位表示されやすかったのですが、このアルゴリズムの変更により、信憑性の高い情報が上位に上がるようになりました。

その他これまでに行われたコアアップデート

上記の4つ以外にも、以下のようなアップデートが実施されました。

・ベニスアップデート(2014年導入)
・Rank Brain(2015年導入)
・クオリティアップデート(2015年実施)
・インタースティシャルアップデート(2015年実施)など

ユーザーが検索を行った場所によって異なる検索結果を表示する「ベニスアップデート」、人工知能による口語的な質問に答える「Rank Brain」、サイト全体のコンテンツ品質をチェックする「クオリティアップデート」など、数多く存在します。

今日では当たり前になっている機能ですが、これらは全て「ユーザーファースト」の理念に基づき実施されてきました。
そして「ユーザーファースト」が理念である以上、Googleはこれからもアルゴリズムの変更を行っていくでしょう。

コアアップデートの頻度

コアアップデートは広範囲にわたり影響を及ぼす大規模なアルゴリズムの変更です。
そのためか頻繁には行われず、せいぜい年に2~4回程度、不定期で実施されます。

以前は年末年始を避けて実施されましたが、2020年以降は年末年始に実施された例もあるため、現在では時期を考慮せずに行われるようです。

大規模なアルゴリズムの変更を行う際は、Googleの公式Twitterで事前に周知があるため、小まめに確認しておくと良いでしょう。

Googleのアルゴリズム変更に有効なSEO対策

上記したように、アルゴリズムとは検索順位を決めるためのルールです。
そのルールが変更されるということは、SEO対策もそれに応じたものへ変えていく必要があります。

ここからは、アルゴリズム変更にどのようなSEO対策が有効かについて説明していきます。

E-A-Tを意識する

E-A-Tとは、Googleの「検索品質評価ガイドライン」に記載された3つの言葉の頭文字を取ったものです。

・Expertise(専門性)
・Authoritativeness(権威性)
・Trustworthiness(信頼性)

これら3つの要素を満たしたコンテンツこそが「高品質」とされ、SEO対策に組み込むことで高い評価を受けやすくなります。

E-A-Tを満たすには、まず専門性を高めることがおすすめです。
例えば、作成するコンテンツのジャンルが「不動産」の場合、不動産関係者の意見を聞きながら作成すれば、専門性の高いコンテンツが出来上がるでしょう。

権威性を高めるには、より高名な専門家に協力を依頼するなどハードルが高いですが、専門性であれば比較的高めやすく、また専門性の高いサイトは自ずと信頼性も高まります。
SEO対策を施すには、まず専門性を高めるところから始めてみましょう。

検索ニーズを満たすコンテンツを作成する

特定のキーワードを使用して検索を行うのには、必ず何かしらの目的があります。
その目的を考え、ユーザーの目的を満たすようSEO対策を施せば、自ずと「ユーザーファースト」の理念に沿ったコンテンツが出来上がるでしょう。

Googleから「ユーザーファースト」の理念に沿ったコンテンツだと判断されれば、それだけ上位表示されやすく、またアルゴリズム変更があったとしても順位が変動しにくくなると考えられます。

モバイルフレンドリー対応

上記しましたが、Googleはかつて「モバイルフレンドリー」を目的としたアルゴリズム変更を行いました。
最近はPCよりもスマートフォンでサイトを閲覧する人が多いため、SEO対策にモバイルフレンドリーを組み込むことは有効な手段でしょう。

スマートフォンの画面でも見やすい文章校正や画像を選ぶ、URLをPCとスマートフォンで分けるなど、いくつかのSEO対策があるので試してみると良いでしょう。

アルゴリズム変更に伴うSEO対策の重要性

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アルゴリズムが変われば求められるSEOも変わるため、検索結果を決めるルールも変わります。
つまり、自サイトを上位表示し続けるには、変化に応じたSEO対策を取る必要があるのです。

特に、コアアップデートなどの大規模なアルゴリズムの変更が実施された場合はSEOへの影響も大きく、またどういった内容なのかも分からないため、混乱も大きなものとなるでしょう。

アルゴリズムの変更に対応するには、適切なSEO対策が欠かせません。

SEO的に抑えておきたいアルゴリズム変更でのポイント

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上記でアルゴリズムの変更が起こった際のSEO対策について紹介しました。
ですが、ここではもう一歩踏み込んで、アルゴリズムの変更の際に抑えておきたいポイントについて紹介します。

こちらを参考にすれば、たとえアルゴリズムの変更が起こっても応用の利くSEO対策が考えられるでしょう。

順位低下=問題がある、ではない

アルゴリズムが変わり、自サイトの順位が下がってしまうと「自分のサイトには問題がある」と考える人が多いと思います。
しかし、これは必ずしも正しいとはいえません。

自サイトに問題があって順位が下がったのではなく、他サイトが「正しく評価されて」順位が上がった可能性があるからです。

こういった場合、SEO対策をし直すのではなく、一度静観してみるのが良いでしょう。
なぜなら、アルゴリズムの変更による順位の変動は1~2週間ほどかけて起こるため、早急にSEO対策をし直すと、逆効果になる場合があるからです。

また、アルゴリズムの変更がどういった影響を及ぼしているのか、全体像が分からないうちにSEO対策を行ってしまうと無駄骨になる可能性も高いです。
そのため、まずは情報収集から始めると良いでしょう。

入念なSEO対策はアルゴリズム変更に強い

通常アルゴリズムが変われば、自社サイトの順位も変動します。
しかし、入念にSEO対策を施したサイトであれば、大きく順位を変動せずに済む可能性が高いです。

というのも、元々SEO対策の中には「ユーザーに役立つサイトを作る」ことが重要という考えがあるため、その考えに忠実にSEO対策を施していけば、Googleの理念から大きく外れることは少ないからです。

こういったSEO対策は初心者には難しく、ある程度の知識・経験を持ったSEOコンサルタントに頼んだ方が間違いがないでしょう。

弊社No.1デジタルソリューションのSEO

アルゴリズムの変更に伴うSEO対策は、プロに任せた方が安心です。
アルゴリズムの変更に伴うSEOの変更は、今後も継続的に行われることが予想されるため、長期的に付き合っていけるSEOのプロに業務を依頼できれば尚良いでしょう。

弊社No.1デジタルソリューションでは、専任のSEOコンサルタントによる入念なヒアリングと調査のもと、お客様にピッタリなSEOプランをご提案いたします。

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